近年、英語のリスニングのための教材が、各レベルに応じてたくさん出てきました。
発音記号や単語の発音から始まって、
音のつながり(リエゾン)や文の抑揚(イントネーション)から文意をつかむなど、
初学者用から実用向けまでそろっています。
カシオのエクスワードXD-U4800などの電子辞書にも、
中学の復習から難関大学受験までに対応した辞書・学習書が収録され、
それらを最大限に生かすための機能がついてきました。
2014年発売のエクスワードXD-U4800(最新モデル)は、
2013年発売のXD-N4800に比べ、
英語の辞書類の強化や、録音機能の追加が行われて、
特に「書く・話す」の発信型の英語に力が入れられています。
自分のペースで学べるテキストと音声『NHKラジオ英会話』1年分、
かわいい子犬のチャロの物語で楽しく英語を勉強できる
アニメ『リトル・チャロ NY編』1年分の他に、
XD-U4800には、リスニング教材『絶対「英語の耳」になる!シリーズ』3冊
が追加されました。
これは英語を母語とする外国人の発音を繰り返し聞いて、
英語を聞き取る力を養うのに役立つシリーズです。
文字で読めば分かるのに、耳で聞いただけでは分からないという状態から、
ネイティブ特有の正しい英語の発音に耳を慣らしていきます。
聞くといっても、ただ普通に聞いていると、
聞き取れるようになるまでに長い時間がかかりますね。
そこで、このシリーズでは、英語の発音の仕組みを分析してまとめられた、
発音のルール = リスニングのルールを、よく使われるものから順に効率的に学びます。
英語は、非常にゆっくり話すときには、一単語ずつ発音されることもありますが、
普通の速さで話すときには、話しやすくするために音を変化させますね。
たとえば lot of は一単語ずつ発音すると「ラット・アヴ」ですが、会話の中では
前の単語の最後の「ト」が、次の単語の最初の「ア」とつながる(リエゾンする)ときに、
弾むような音に変化して「ラダヴ」に聞こえます。
(「BASICSリスニング基本30のルール」Basic Rule 5 参照)
(実際はカラー表示です)
変化のルールを覚えていけば、すべての音の発音と聞き取りができるようになります。
Check it out. 「チェック・イット・アウト」は「チェケラゥ」になるなど、
初めて見るフレーズも、ナチュラルスピードではどう話すかの予想がついたり、
初めて聞いたフレーズも、つづりが思い浮かんで意味が理解できるようになっていきます。
学校の授業や試験やTOEICなどのスピーキング・リスニング対策になりますね。
発音と聞き取りについて、あやふやなところがなくなると英語に自信が持てるし、
何より、分かると楽しいので英語の勉強がはかどります。
テキストと音声がまるごと入っているので、順番に見ていく他にも、
通学の電車の中などの隙間時間に、興味を持った項目から少しずつ聞くのでもいいですね。
さらに、2014年発売のXD-U4800・XD-U4900には、録音機能もついたので、
自分の発音と、お手本の外国人の発音を聞き比べることもできるようになりました。
聞き比べて自分の発音を直していけば、「聞く・話す」の技能が同時に底上げできます。
録音したものを並べて何度か聞き、解説を読むと、もう少し口を大きく開けるんだとか、
もっと唇をすぼめて暗い音にするんだとかいうのが感覚として分かるので、
発音の苦手を克服したり、自信を持って発音ができるようになります。
聞いたけだけではよく分からなくても、
上記でご紹介した『絶対「英語の耳」になる! シリーズ』や、
『英語の発音がよくなる本』などを使って、言葉による説明を読んでから練習すると、
効率的に正しい発音を手に入れられると思います。
(どちらもXD-U4800・XD-U4900に収録されています)
英語は「聞く・話す・読む・書く」の4つの技能を並行して身に付けるのが一番効率がいい
というのは昔から言われていましたが、ようやくそのための道具が身近になったようです。
エクスワードXD-U4800の現在の価格については、下のリンクからご覧になれます。
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