高校に入学すると、電子辞書の購入を勧められます。高校生にとって、毎日重い辞書を何冊も持ち歩かなくてもよくなり、一度に複数の辞書を引ける検索機能などは大変便利で、勉強の効率を上げてくれますが、その分お値段も張ります。
数年単位では授業で使う辞書にそれほど変化はないので、型落ちにより安くなった機種を選ぶのも賢い選択です。
今回は2019年発売のカシオ エクスワード AZ-SR4700edu(学校専用・スタンダードモデル)と、同じく2019年発売の市販同等品 エクスワード XD-SR4800(スタンダードモデル)、2020年発売の市販同等品 エクスワード XD-SX4800(スタンダードモデル)について詳しく解説します。
「学校専用モデル」は学校の購買や生協、書店などを通じて販売されるパックの名称で、全国一律31,000円の定価販売です。
2019年発売の AZ-SR4700edu は、残念ながら2019年夏に完売してしまいました。
同じ2019年発売でも市販同等品 XD-SR4800のほうはまだ在庫があり、型落ちで発売当初よりも安くなっています。市販品は、学校専用モデルと電子辞書本体の機能はまったく同じで、収録辞書類がわずかに違うものです。
2019年発売の市販同等品 XD-SR4800
電子辞書本体の機能
XD-SR4800は、前年までの機種に比べて液晶画面の解像度が上がり、格段にフォントが読みやすくなった機種なのでおすすめです。本体の色も、ホワイト、ブラック、グリーン、イエロー、ブルーの5色から選べます(AZ-SR4700edu は、ホワイトのみでした)。
収録辞書類
6教科14科目に対応した辞書・参考書類がそろい、予習・復習・大学受験・留学準備に使えます。
学校専用モデル AZ-SV4750edu には220コンテンツ、市販の XD-SR4800 には215コンテンツ収録。
この違いは、AZ-SV4750eduは、ベネッセコーポレーションが実施している英語4技能検定「GTEC」対策コンテンツに強く、XD-SR4800は「TOEIC」対策コンテンツに強い構成になっている点です。
価格
本体のカラーによって値段が違いますが、2022年4月23日現在のXD-SR4800の最安値は、Amazonの22,256~29,800円です。
在庫が少なくなっている色もあるので、ご購入はお早めに。
<2019年発売 XD-SR4800>
2020年発売の市販同等品 XD-SX4800
また、2020年発売の市販同等品 XD-SX4800も値下がりしています。
こちらは XD-SR4800の後継機種で、本体の機能、収録辞書類ともにバージョンアップしています。
XD-SX4800で変更になった点は以下の通りです。
電子辞書本体の機能
・作成した単語帳や検索履歴、追加コンテンツ(追加辞書)を保存するための本体記憶容量が200Mから500Mに増えた
・液晶画面にブルーライトカット機能が加わり、目に優しくなった
・追加コンテンツをダウンロードするための無線通信機能が追加された
収録辞書類
収録辞書類の違いは、まず、文部科学省の新学習指導要領や大学入学共通テストに対応し、TOEIC対策のコンテンツが減り、代わりにベネッセコーポレーションが実施している英語4技能検定「GTEC」対策のコンテンツが増えたことです。
GTECを英語力の測定用として採用している高校もあり、また私立大学では英語外部試験利用入試を実施するところもあり、これらを勉強したい人には便利です。
ほかにも、時事英語に強い英語辞書や古語辞典の版が新しくなり、英語文法書が増え、類語辞典が追加されました。
電子辞書本体の色は、ホワイト、ブラック、グリーン、オレンジ、ブルーの5色展開です。
(さらに詳しい記事はこちら。)
⇒ 学校専用AZ-SV4750eduと市販XD-SX4800の違いは?
⇒ XD-SR4800とXD-SX4800の違いは? 収録辞書&本体比較
価格
本体のカラーによって値段が違いますが、2022年5月1日現在のXD-SX4800の最安値は、Amazonの21,778~29,000円です。カラーによっては、XD-SR4800よりも新しいのに安くなっています。
在庫が少なくなっている色もあるので、ご購入はお早めに。
<2020年発売 XD-SX4800>
⇒ XD-SX4800 グリーン Amazonで現在の最安値を見る
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