2021年春、シャープの高校生用電子辞書 Brain(ブレーン)PW-SH7(2020年発売・スタンダードモデル) と PW-SH6(2019年発売・スタンダードモデル)が型落ちで安くなったので、よく売れています。
今回は、PW-SH7と、PW-SH6を比較し、収録辞書類、大学入学共通テストへの対応、電子辞書本体の機能や色、保証、付属品、価格の違いについて、詳しく解説していきます。それぞれお得に購入できるお店もご紹介します。
PW-SH7とPW-SH6の収録辞書類の違い
まずは収録されている辞書類から。
どちらも6教科14科目に対応した辞書・参考書類がそろい、毎日の授業の予習・復習・大学受験・留学準備に使えます。
PW-SH7(2020年発売)、PW-SH6(2019年発売)ともに260コンテンツ収録。
国語系の違いは、大辞典がPW-SH6では『スーパー大辞林3.0』、PW-SH7では『大辞林4.0』になっていることです。
英語系では、メインで使う辞書、学習文法書、英検・TOEIC・TOEFL教材は共通しています。
授業で主に使う学習英和・和英中辞典として、どちらも定番の『ジーニアス』、用例が豊富で英作文に便利な『オーレックス』、新語や会話文に強い『ウィズダム』がそろっています。
初級学習英和辞典(収録語彙を絞り、単語の説明量を増やした初心者向け辞書)は、どちらも、『ベーシックジーニアス英和辞典』、『カタカナで引ける英和辞典』。
学習文法書も定番の2コンテンツが入っています。
『総合英語 Evergreen』は、『総合英語 Forest』の後継で、英文法のルールを分かりやすく、ていねいに説明してあります。基本から順に章立てし、確認の項を設けるなど、学習しやすいレイアウト。イラストや概念図も多く、『ロイヤル英文法』などではイヤになってしまうような詳しい内容もすんなり学習できます。
文法嫌いの人にも分かりやすく、TOEIC受験などを控えた社会人にも人気の高い文法解説書です。いろいろ調べなくても一冊で理解できるので重宝します。
収録数:全25章 / 457項目 / 図版:約160点 / 音声:約850点 / ネイティブ発音
『Vision Quest 総合英語』は、基礎から受験まで分かりやすく説明されている総合英語参考書です。文法項目をイラストや図表を使いビジュアル化して説明。英作文の間違いやすいポイントの解説や、入試問題の収録、語法のページの新設、「英語の全体図」と「各章扉の体系図」を掲載、複数の章にまたがる項目を横断して説明などの工夫がされています。
収録数:全25章 / 336項目 / 図版:約90点 / 音声:約870点 / ネイティブ発音
違うのは、PW-SH7には『英文法・語法 Vintage』と『速読英単語 必修編』が入っていることと、検定試験対策が英検・TOEICに加えて、PW-SH7には『キクタンGTEC®【Basic&Advanced両対応】』『TEAP英単語ターゲット』が収録されていることです。
GTECを英語力の測定用として採用している高校もあり、また私立大学では英語外部試験利用入試を実施するところも多く、これらを勉強したい人には便利です。
2020年の教育改革で、大学入試は「センター試験」が廃止され、新たに「大学入学共通テスト」がスタートしました。英語は、4技能(読む・聞く・話す・書く)の評価に変更され、より実践的な英語を身につけることが求められています。
英語の資格・検定の取得も評価に加わりました。
PW-SH7、PW-SH6ともに、英検教材は5級から1級までの過去問や、単語帳『でる順パス単』を収録し、充実しています。
最近、大学入試時の内申点や、入学後の単位認定などで英検資格を優遇する大学がでていますから、今から勉強しておきたい人はこれを活用できます。
また、4技能を鍛える学習プログラムとして、両機とも『Brain Learning』があります。それぞれの内容は以下のようになっています。
(1) 聞く
NHKラジオ講座をリスニング(速度調節をして聴く)、リピーティング(1文聞いたら英文を見ながら続けて発音)、シャドーイング(聞いた英文を文字を見ないで発音)
(2) 話す
ATR CALL 5000
英単語を5000語収録。ネイティブ音声をまねて発音練習。
(3) 読む
OXFORD BOOKWORMS ベストセラー厳選集
(4) 書く
英作ボード スピーキングプラス
例文を参考にして英作文。
『英作ボード スピーキングプラス』は、辞書類の説明や例文を見ながら英作文をして、保存したり、内蔵のスピーカーで読み上げを聞いたりできるものです。
聞いた文章を自分も発音してみたり、録音して確認することも。この繰り返しでスピーチの練習もできます。発音のあいまいな単語がいくつか混ざっていても、一気に読み上げを聞けるので便利です。
電子辞書本体の機能の違い
1回の充電で使用できる時間が、PW-SH6は130時間、PW-SH7は140時間。
PW-SH7には「暗記ツール」機能が加わり、赤・緑・紺の3色シートで単語や意味を隠しながら暗記し、「確認テスト」で成果を確認することができます。シャープの電子辞書は画面を360°折り返して外出中や電車の中でも片手で持って英単語や用語の暗記学習ができますが、その機能をさらに生かせるようになりました。
付属品と保証
PW-SH6、PW-SH7ともに、タッチペン、microUSBケーブル、ACアダプター付属。保証期間1年。
電子辞書本体の色
どちらも、ホワイト・ブラック・ネイビー・レッド・バイオレットの5色です。
<2020年発売 シャープ Brain PW-SH7>
<2019年発売 シャープ Brain PW-SH6>
最安値で購入できるお店
2021年4月8日現在、
PW-SH7の最安値はAmazonの21,500円。
PW-SH6の最安値はAmazonの22,700円です。
現在は新しいPW-SH7のほうが安くなっていてお買い得です。在庫の少なくなっている色もあるので、ご購入はお早めに。
<2020年発売 シャープ Brain PW-SH7>
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<2019年発売 シャープ Brain PW-SH6>